ALWAYS 三丁目の夕日・ウチの場合

映画、好きでして。

よく観にいくんです。

今日観てきたのは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。

「携帯もパソコンもTVもなかったのに
どうしてあんなに楽しかったのだろう…。」

のフレーズでおなじみの前作から二年。

続編作るのって大変だったと思います。
日本アカデミー賞をあれだけ総ナメにした作品ならなおのこと。

月曜なのにですね、ほぼ満席でした。
年齢層も幅広かったです。

隣には「これは」と思わせるような若い女性がお二人。

なんだと思います？

そう、上映中、笑うシーンでは大笑い、泣くシーンでは大泣き。

分かりやすいです。。。

でも、こういう人の隣で映画観えると、面白さも感涙も二倍、三倍になります。

これからご覧になられる方も多いと思いますので
ネタバレ的なことは書かずにおきますね。

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私ごとなんですが、私も家内に婚約指輪、買ってやれなかったんです。

自分、結婚、早かったんですね。

私が23歳、家内が24歳の時でしたから。

理容師の勤務時代、ましてや修行中なんて、ほんと給料安いんです。

いや、業界の愚痴言うワケじゃないですよ。

今はかなり改善されましたが、二十年前はそんなもんでした。

手取りで、、、そうですね、13万円くらいだったかな。

そこから国保も年金も払うんですから。

それに鋏等の道具代、講習費、etc etc・・・。

貯金しろってほうが無理な話しです。

修行中ですからね。　「腕についた技術が貯金」といわれたもんです。

そんな中、「結婚」なんて言った日には親からの反対、凄かったです。

当然ですよね。

「どうやって家族養えるんだ」ってコトです。

あの頃は携帯もメールもありませんでね。
やっとポケベルが出始めたころでした。

それも数字しか表示されないヤツでしたね。

そんな状態で名古屋と大阪で遠距離恋愛したんです。

タイヘンだったんですから。

 
二十年前、
初めての二人きりの旅行

清里のペンションにて

本人ですら
わからないほど若い。。。

当時は流行っていた
ペアルック
今では赤面モノ


今の家内にコレやられたら背骨が折れます（汗

私、知らなかったんですが、

家内のほうこそ大変だったんですね。

そりゃもう、私の身の上なんかあぶなっかしいモンです。

「将来は独立する。　店を持つ。」なんて言ってたって

なんの根拠も貯金も無いんですから。

親の店がある人なんかはまだ安心できるんですがね、
私にはそれすら無いワケです。

もう、ほんとにないない尽くし。

家内、ご両親に相当反対されたそうです。

でも、全部、自分で止めてくれてたんですね。

私が向こうの家を訪問しても、親御さん、嫌な顔ひとつせず歓迎してくれました。

が、毎回私が帰ったあとが大変だったらしいです。

そんな中、結婚したもんですから両家の親からの支援なんて
あるワケがない。

なんせ最後まで反対されたんですから。

ほんとは、「籍だけ入れる」ってことだったんです。

でも、家内の友達が次々に華麗な挙式を挙げていかれるんですね。

女の子の夢のウエディングドレスですもの。

ありがたい話しでしてね。

当時、勤めていた店に出入りしていた銀行の方が、

「それ、ウチで融資させてください。」って言ってくれたんです。

「保証人もなにもいらないから」って。

で、小さなお式が出来ました。　　ありがたかった・・・。

 

もちろん、今日までの二十年間が順風満帆だったワケがありません。

正面にいきなり氷山が現れたかと思えば、

よその惑星に飛ばされたかと思うようなこともありましたし、

etc etc・・・。

そんな話しはまた、機会があれば。

 

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そんなこんながあるものですから、前作、「ALWAYS 三丁目の夕日」で
小雪演じるヒロミが左手の薬指を空にかざすシーンなんかもう、
涙腺が緩んで緩んで・・・。

あの後の三丁目の人々のそれぞれに新たな展開も加わり・・・。

 

 

もう夫婦になってらっしゃるお二人、

大切な誰かがいらっしゃる方、

かけがえのない人にこれから出遭う方、

それぞれがそれぞれに楽しみ、泣ける映画だと思います。

涙腺の緩い方は最後方のお席をオススメします。

エンドロールの歌までしっかり聞いてきてくださいね。

 

 

 

ちなみに当店は（梅森坂西）二丁目にあります。　念のため。





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